2008年09月18日

乱(らん)

映画観るときは、一気にいきますよー。
またしばらく観ない時期が必ず来ますから・・。

とゆうわけで、今回も黒澤明作品、「乱」です。
今作品は、私が観る中で初めてのカラー映画です。

舞台は、またまた戦国時代。架空の大名一文字家の跡目相続にからむ、骨肉の争いと、それに乗じて攻め込もうとする隣国のお話です。

シェイクスピアのリア王を戦国時代にして、毛利元就の三本の矢のエピソードを盛り込んだお話と言ったほうがわかりやすいでしょうか?

今回は、さすがに世界の黒澤が確立された後の作品らしく、スケールがめちゃくちゃでかい!セットも本物の城を燃やしてそうに見えるし、(おそらくCGではないと思う)、合戦シーンの人馬が駆けめくる場面は、エキストラ何人つかってるんやろ^^;とこちらが心配するくらいでした。

それよりも、やっぱり素晴らしいのはストーリーです。
元のリア王が面白いからでしょうが、人間の裏や醜いところ、怨恨や復讐などの連発。
まさに血で血を洗う争いってやつです。

ラストシーンは、人間の儚さを的確に表しており、やっぱり色んなことを考えさせられる作品でした。
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posted by マイスターの親方 at 16:08| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月16日

隠し砦の三悪人

これも、昨日に続き、黒澤明監督作品です。

時代設定は、七人の侍と同様、戦国時代なんですが、
内容はまったく違います。

この作品は、隣国に攻められて国を滅ぼされた姫と軍資金を、武将と、ひょんなことから己の欲につられて付いてきた農民2人との、逃避行の話なんですが、この農民二人がドジで、そのくせ欲には未練たっぷりで、
そのかけひきが面白いです。

七人〜は、シリアスで、奥が深い作品でしたが、これはコメディっぽく、
物語にありそうな展開で、楽しんで見れた作品でした。
posted by マイスターの親方 at 21:55| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月15日

七人の侍

映画とゆうカテゴリを追加してみました。
追加したからには、それについて書かなければならないのですが、
基本的に、あまり映画は観ません・・。

きらいなわけじゃなく、見たい映画はたくさんあるのですが、
映画館に見にいくとか、DVDを借りるとか、あまりしませんでした。

が、先日、某レンタルショップツ○ヤさんの会員になったので、(しかも主な理由は、チビのドラゴンボールのDVDを借りるため)
前から見たかった、黒澤明監督作品を借りてみました。

で、黒澤監督といえば、「七人の侍」(と、自分の中では思っている)を見ました。

ざくっとしたあらすじを言えば、野武士に襲われる村を、七人の侍が助けるってお話なんですが、単純な話なんです。これが。

しかーし!!奥が深い深い!!
映画の技法とか、演技の素晴らしさとか、よくわかりませんが(すいません・・)ちょっとしたセリフや、しぐさ、ストーリーも含め、何度見ても飽きません!!(実際に返すまで、3回見ました)

もう54年も前に出来た映画で、白黒映画なんですが、古さをまったく感じず見ることが出来ました。

時代設定は戦国時代なんですが、今の世の中にも充分通用するような、哲学とゆうか、メッセージが含まれていて、とにかくすげーー!!の
一言です。

見たことない人は絶対に見てください!損はしないと思いますよ。
posted by マイスターの親方 at 21:59| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月07日

ショートカット

しばらく本を読んでいなかったのですが、先日やっと読めたので、書いてみます。


今回読んだのは、柴崎友香さんの「ショートカット」です。
080907_2114~0001.jpg


これは、4つのお話の短編集で、それぞれのお話に互換性は無いのですが、すべてに共通のテーマがあるように思いました。
それは、「場所」「空間」「距離」です。

です。っと言い切りましたが。作者に聞いたわけでもないので真意はわかりませんが・・。

それと、それが柴崎ワールドの特徴なのかもしれないですが、完全に「了」という終わり方でなく、どちらかとゆうと長編のプロローグ?と思わせる終わり方で、主人公の今後の展開は、読者の想像にお任せします的な終わり方でした。

全体的に言える事ですが、読んでる最中も、読み終わった後も、時間がゆっくり流れている雰囲気にさせられました。

はっきりとした展開や、スピーディな展開のお話が好きな人には不向きかもしれませんが、秋の読書にはいいんじゃないでしょうか?
(小説の中の季節は夏でしたが・・)

次回は、柴崎友香さんの「きょうのできごと」を読んでみたいと思います。
これは芥川賞候補にもなり、映画化までされた原作本です。

この本の著者、実は私の小学校、中学校時代の同級生で、私個人的にはすごく応援してるので、さらなる飛躍、活躍を期待したいと思います。

posted by マイスターの親方 at 22:11| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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