この作品も時代は戦国時代ですが、今までの架空の人物、場所とは違い、
武田信玄の影武者と、その一族の興亡を描いた映画です。
信玄の死因には諸説あり、もっとも有力なのは結核説なんですが、この映画では、暗殺、狙撃説を採っています。
主人公は盗賊で処刑になりかけていたところを、信玄の弟に拾われ、
信玄死後は影武者として、ライバル織田、徳川に睨みをきかせてうんぬんかんぬんとゆうストーリーですが、黒澤映画の醍醐味、人間のエゴ、
表と裏みたいな話もふんだんに出てきます。
しかも、おおまかな流れは全て史実に沿って描かれているので、歴史の入門編としてもいいんじゃないでしょうか。
私が一番驚いたのは、最後のエンドロールで、プロデューサーに
ジョージルーカス
フランシス コッポラ
と出てたことです・・・。
映画の内容とは関係ないですが・・。